コタリザバナ+カメノラゴン構築の紹介

(半分自分用の考えを纏めるメモとして描いていたもので、未完成です。
公開のため校正はしましたが喋り口調と敬語が入り交じるなど一部粗がございます。ご了承下さい。)


こんにちは。
始めましての方もいらっしゃいますでしょう、Cと申します。
普段はウルボ色統一をしている変態で、今回も同じです。
今回はカントー御三家全員を採用した構築、コタリザバナ+カメノラゴンを紹介したいと思います


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☆パーティーコンセプト
基本的には天候パです。
天候を操作して超火力を出し、受けを許さずいずれも高速アタッカーで上から殴っていく、そんなパーティーとなっています。その為コータス以外はSぶっぱの調整になっています。
シングルにおける天候パの弱点である、何をするかバレバレという点をカバーできるのが長所です。

①コタリザバナ
現環境においては当構築のサブプランですが、敢えて最初に紹介します。
コータスで晴らし、サンパワーリザードンの超火力とようりょくそフシギバナの超高速を利用して相手を制圧します。
リザードンは一致ダイジェットで素早さを、フシギバナは一致ダイアシッドで火力をそれぞれ補強でき、仮に積みきれたなら3タテも容易という抜き性能が魅力です。
ダブルにおいては環境トップのコータス+フシギバナということで、シングル戦でもある程度知識のある方が相手ならやりたいことがパーティーを見るだけで分かってしまいます。
事実、環境トップに鎮座するウツロイドやサンダーを初手に出してくる相手も多く、ある程度環境トップにメタられてしまっているのが現状です。
その環境を逆手に取ったのが……

②カメノラゴン
当構築のメインプラン。
しめったいわカメックスのダイストリームによって8ターン雨を降らし、後続に続くスカーフウオノラゴンによって超火力で相手を制圧する、完全オリジナル構築です。名前もサンダーノラゴンの法則に則って適当に付けたものです。
強みとしてはパーティー構築の時点でほぼ絶対に読まれません。
単純に雨を降らせるだけでなく、カメックス自身も新規習得したからをやぶるによって上から殴れる抜きエースになることも可能です。初手にガラルサニーゴ等のあくびのないステロ要員であれば安全にからをやぶるが可能。
雨下においてはコタリザ構築で呼びやすいカプ・レヒレやウオノラゴンピンポ選出のナットレイすらも立ち回りを多少工夫するだけで容易な突破が可能です。

この2つのパーティー構築を組み合わせたものが今回のパーティーであり、脳死で勝てるわけでなくこれらを使い分けるプレイングを必要とします。これが直前まで公開するか悩んでいた理由です。

☆最後の一枠について
オノノクスを採用しました。
最初に言っておきます。こういう構築を載せるのにも関わらず趣味半分実益半分で採用しています。ドラパルトやエースバーンでも構わないと思います。
ただし当然採用理由もあります。それは……
あらゆる型のミミッキュをメタれること。
これに尽きます。HAアッキだろうが珠ASだろうが関係無くかたやぶりアイアンテールでぶち抜くことができます。
同じミミッキュ対策として優秀なドリュウズと比較すると
・A1↑S1↑の優秀な積み技、りゅうのまいを持つ
・マルチスケイルカイリューを特性関係無くげきりんにより一撃で持っていける
コータスのひでりによる晴れ下炎技を抜群で受けない(むしろ半減で受けられる)
など、有利な点も数多くあります。
特に特筆すべきはりゅうのまいで、カメノラゴン+オノノクスの場合、カメックスとウオノラゴンをようやく突破した相手をさらにりゅうのまいで圧をかけ、そのまま返すことが可能です。
更なる詳細はオノノクスの項に譲りますが、決して単なる弱いポケモン・趣味ポケモンではなくポテンシャルを秘めたポケモンなのです。


ポケモン毎の紹介
実際のパーティーの並びは頭3匹をカントー御三家にすると「おっ趣味パかあ!?」と思わせられて油断を誘えます(姑息)
あと見栄えがとても良い。

【1.コータス
種族値70-85-140-85-70-20
努力値252-0-4-0-252-0(HD特化)
性格:なまいき
実数値177-x-161-105-134-27(S再遅ならS22)
特性:ひでり
持ち物:あついいわ
技構成:だいもんじ/あくび/ステルスロック/じわれ
備考:特になし


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晴れパにおける始動要員。
あついいわを採用しリザードンを強引に落とされたときでもコータスを挟まずにフシギバナに繋げるように。逆も然り。あくびやステロで多少にらみ合いが続いて晴れターンを消費してしまってもあついいわなら安心。
だいもんじ
オーバーヒートだった枠。だっしゅつパックによる擬似後攻蜻蛉のように使っていたが、使いづらく変更。
あくび
脳死初手ダイマックス達に対して牽制したり、フシギバナリザードンに有利な対面を作成した上で交代できる。初手ダイマックス相手にあくびをいれる仕事ができて相手が突っ張ってきた場合にはフシギバナリザードンの起点(ダイアシッド・ダイジェット)にすることが可能。
ステルスロック
襷潰し用。裏のフシギバナリザードンでの一貫性を作れる。
特にサンダーやエースバーンなど、現環境トップメタの高速アタッカーにはぶっ刺さるので出来るだけ撒いておきたいところ。後述するキョダイゴクエンでおだやかHDポリゴン2に確1が取れたりするので役割としては非常に重要。
極端な話、晴らしてステロを撒けばコータスの役割は8割方成功したも同然。無理に引くより居座って倒してもらい、無償降臨する方が良い場合も数多く存在する。
じわれ
受けル殺し用。コータスの耐久なら撃つ機会もそれなりにある。PPは増やしておくこと。
候補技
オーバーヒート・こうそくスピン・クリアスモッグ
オーバーヒートは先述した通り擬似後攻蜻蛉を、こうそくスピンはリザードンにぶっ刺さるステロを解除し、クリアスモッグはレヒレが積むのを防げる。
どれも採用価値があるのでどれを入れ換えても良い気もします。要検討。
・運用
晴れパ始動要員。
後続のリザードンフシギバナにいかに負担が少なく交代できるかが勝負になります。
あえてコータスを殺させて無償交代させるかあくびで対面操作し、都合の良いタイミングで交代。
後述するウオノラゴンとは相性が悪いですが初手サンダーを見るために晴れパを選択した上でウオノラゴンを初手に出すのは非常にアリ。というかそうしないと初手サンダーだけで積んでしまうまである。

【2.リザードン
種族値78-84-78-109-85-100
努力値4-0-0-252-0-252
性格:ひかえめ
実数値154-x-98-177-105-152
特性:サンパワー
持ち物:するどいくちばし
技構成:ブラストバーン/エアスラッシュ/ソーラービーム/ねっさのだいち
備考:キョダイマックス個体


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特殊型晴れ下超火力アタッカー。
ひかえめで、且つサンパワーともなれば素であの特殊耐久化け物のウツロイドを落とすことが可能。尤も上を取れないので一度事前にダイジェットを積む必要はありますが。
つまり最低でも一度はどこかでダイジェットを撃つことになるため、するどいくちばしを採用。一般的ないのちのたまを採用しなかった理由としては「フシギバナに譲りたい」「サンパワーとの併用による反動ダメージが大きすぎる」「キョダイゴクエンがただでさえオーバーキル気味になるので、ダイジェットの火力を上げる目的だけならくちばしでいい」と結論付けたからです。勿論いのちのたまでも強いと思います。
ブラストバーン
確定技。少しでもダメージを上げてごり押せるようにだいもんじでもオーバーヒートでもかえんほうしゃでもなくブラストバーンに。べ、別に格好良いから選んだんじゃ無いんだからねっ!(それもなくはない)同じノリで折角全員特殊だし究極技全員に覚えさせるのもアリかと思ったが、流石にカメックスが使いづらくなりすぎるので泣く泣く断念。
晴れ下一致の合計威力337の圧倒的超火力は他の追随を許さず、サンパワーも合間って等倍ならばほぼほぼどんな相手でも落としきることが可能。
キョダイベンタツと共にスリップダメージが発動する技でもあり、襷でも貫通する。尤も耐えられて岩雪崩でもされれば一撃で落ちてしまうが、そこは超火力の代償と割り切ろう。
あのおだやかHDポリゴン2ですら高乱数一発(75.0%~)で落とせるトンデモ火力。キョダイゴクエン状態のスリップダメージ込みなら確定で落とせる。高乱数一髪で倒せるが倒しきれなかった場合、不一致電気技を撃たれるぐらいなら耐えるので(麻痺らない限り)問題ないが、問題はトリックルームを張られた場合。コータスを除く全員が高速アタッカーばかりのこのパーティーにおいてトリックルームは天敵となる。どうにかして確定で落とせるように祈るしかない。ただし、かなり分の良い賭けではある。(そもそもポリゴン2は絶対に持っていける)
エアスラッシュ
確定技。
ダイジェットのダメージを上げるのであればぼうふうだが、晴れ下ぼうふう(命中50%)は流石に信用出来ないので不採用。怯み効果が何気に偉い。
今回はダイジェットのダメージを少しでも上げるためするどいくちばしを採用、晴れ下サンパワーで生半可な耐久の相手ならばそれだけで持っていける。
前述の通りS100という微妙なラインである以上どこかで積む必要があり、尚且つ控えめのため最速サンダーに上を取られる。
逆に言えば鈍足ばかりのパーティーでは積む必要が無く、キョダイゴクエンでごり押せる。
ソーラービーム
確定技。
フシギバナと違って、コータスとセット以外でまず選出することがないのでほぼ溜め無しで撃てます。レヒレラグラージなど、撃ちたい相手が多いので便利ですが、浮いているのでグラスフィールドの恩恵を受けられず、サンパワーのデメリット帳消し…とはいかない。キョダイマックスリザードンはどう見ても地に足着いてるのに…
ねっさのだいち
選択技。
本来のひかえめリザードンだとウツロイドをギリギリ落としきれないため、下降補正でもじしんを採用しなければならないがサンパワーひかえめだとウツロイドを確1にできるのが偉い。他にもヒードランアーゴヨンへの打点として撃てるため、当然ながらじしんよりも強い。
候補技
かえんほうしゃ/オーバーヒート/だいもんじ・ぼうふう・りゅうのはどうきあいだま
・運用
特殊型晴れ下超火力アタッカー。
うるせ~~~~~!!!知らね~~~~!!!!キョダイゴクエンできるのが雑に強いです。ダイジェットで積めば高速アタッカーにも。
ごり押せる性能とは裏腹に相手をよく見て使う必要のあるアタッカー。実は後述するようりょくそフシギバナには使いやすさでは遥かに劣る。フシギバナが応用の効きやすいのが問題でもあるが…
ただしキョダイゴクエンの威力はサンパワーも合間ってフシギバナの比にならない火力を秘めており、フシギバナが崩しきれない相手でも強引に突破可能。

【3.フシギバナ
種族値80-82-83-100-100-80
努力値4-0-0-252-0-252(CS特化)
性格:ひかえめ
実数値156-x-103-167-120-132
特性:ようりょくそ
持ち物:いのちのたま
技構成:エナジーボール/だいちのちから/ヘドロばくだん/ウェザーボール
備考:キョダイマックス個体


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特殊型晴れ下高速アタッカー。
ウツロイドを素で見たいなら物理型でも良いと思います。ただし、種族値がやや劣るのとダイアシッドで積めなくなります。今回はダイアシッドの積み・ウェザーボールを優先し特殊型としました。
珠はリザードンと奪い合った結果、より火力の足りてないフシギバナに持たせる事になりました。
エナジーボール
最初はソーラービームを採用していましたが、カメノラゴン時にも使えるようにエナジーボールに変更。晴れ下での火力とキョダイベンタツの威力を上げたいならソーラービーム、或いはハードプラントでも良いと思います。
ダイマックスを切りキョダイベンタツにしたときの威力は120、一致で実質180。スリップダメージの関係で多少強引でも切っていきたい技。
だいちのちから
新規習得技。アーゴヨンヒードラン等に有効です。
アーゴヨンの上からダイアースを撃ち、ダイマックスされれば落としきれないもののDを上げてアーゴヨンの攻撃に備えられるのは偉い。
もしねむりごなやどくどく等を上から撒きたいのであれば真っ先に交換される技でもあると思います。それほどまでに他の技の優先度が高い、もしくはほぼ必須です。
ヘドロばくだん
ダイアシッドにも変わる一致毒技。殴りながら火力をさらに強化できるので必須。
ヘドロばくだん時とダイアシッド時では威力が変わらない点には要注意。むしろ何故ダイジェットは上がるんだ?
ダイアシッドで積むとエースアタッカーとなり、本来落としきれない相手にすら上から有利対面を取ることができる。はがねタイプは後述するダイバーンがあるが、どく無効のためにダイアシッドを積めないのは悔しい。
ウェザーボール
新規習得技。今回は覚えた中でも非常に影響力の大きい技。ロズレイドの強みが……
めざめるパワーこそ無いものの、これによって実質威力150のサブウェポンとして活躍します。
晴れ下ではほのおタイプ、雨下ではみずタイプにそれぞれ変わり、なんとダイマックス技でもダイバーンとダイストリームに変貌します。表記はダイアタックになるため仕様を知らなければ戸惑いますが大丈夫。安心してナットレイテッカグヤを焼き尽くしましょう。
他の候補技
ソーラービーム/ハードプラント・ねむりごな・どくどく等
・運用
コータスで晴らした後の高速アタッカーとして活躍が基本。
ダイマックスすればキョダイベンタツによるスリップダメージやダイアース、ダイアシッドによる積みも狙うことができる。大体の場合(ダイジェット二積みでもされなければ)抜けるので上からDを上げて特殊技に備えることができる。
リザードンと違い、カメノラゴン時、つまり雨パでも選出可能なのがミソ。極端なことを言ってしまえば結局は素早さが変わるだけで耐久や火力などの他の性能には差し支えない。お相手の他の面子でカプ・レヒレやゴリランダー等がキツイと感じればカメノラゴン時にも積極的に選出して構いません。
リザードンが暴れ回り場を荒らした後のチェイサーとしても優秀。晴れ下ならば抜ける相手はそうそうに居ない。
・要注意ポケモン
サンダー、ガラルファイヤー、カメノラゴン時(つまり上を取れていない時)のカプ・テテフ。
特にサンダーに対しては後投げされてもキツイ。ダイアシッドを二回ぶつけようがダイマックスされれば余裕で耐えられる。そこはもう割り切ってウオノラゴンにお任せしよう。もしくは、後投げ前提の話になるがステロ+ダイアシッド二回(Cアップ込み)で倒しきれる。

【4.カメックス
種族値79-83-100-85-105-78
努力値54-0-0-252-108-96
性格:ひかえめ
実数値161-x-120-150-139-110
特性:げきりゅう
持ち物:しめったいわ
技構成:ハイドロポンプ/はどうだん/りゅうのはどう/からをやぶる
備考:絶対に「「「非」」」キョダイマックス個体


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雨降らし要員。特性あめふらしポケモンと違い、雨パと読まれないアドバンテージが非常に大きい。マイナーパで言われる「何より意表が突ける」という言葉は私あまり好きではないんですが、今回に限ってはバレない=コタリザバナだと思われ、相手の選出を操作することが戦術の一部でもあるため重要な要素を担います。仮にこの枠がニョロトノペリッパーなら戦術がバレバレになり、ゴリランダー等を選出されやすくなってしまうので実際に効果は非常に大きい。
調整は丁度S無振りランドロスの下からからをやぶるが出来るようS実数値110に調整。
また、初手で呼びやすいウツロイドのメテオビームを臆病なら確定耐え、ひかえめでも低乱数一発(31.3%)に抑える。
一応16n+1だけれど初手でほぼほぼ出す事が殆どで、ステロ対策の意味はあまりない。偶然です。
ハイドロポンプ
確定技。ダイマックスして雨を8ターン降らす。ダイストリームにもしめったいわの効果は乗る。
8ターンにする恩恵は、ダイマックスターンをフルに使ってもまだ5ターン残る、ウオノラゴンをカメックスの後に急いで出さなくとも一度オノノクスフシギバナを挟めるというのが非常に大きい。
なみのりなどよりも火力を上げるためハイドロポンプ。撃つ機会が多いのでプレッシャー対策を含めてPPは上げておくこと。ハイドロカノンは一考こそしたが、からやぶしてから普通に撃つ機会もそれなりにあったのでカノンの反動があまりにも痛いと思い採用を見送りました。
はどうだん
選択技。ウオノラゴンで呼びやすく、カメックスに対しても後投げできるナットレイ対策。
ダイナックルにしても威力は10しか上がらない。尚且つA上昇が腐ってしまう。基本的にはダイナックルとして使いたくはないが、それでもナットレイ等に対しては撃つ必要がある場合もある。
りゅうのはどう
選択技。種族値の暴力であるドラゴン達にぶっ刺さるが最大の採用理由はダイドラグーン。
ダイドラグーンにすることでからやぶ後に落ちる耐久をカバーできる。
ウオノラゴンに強く出られるのはれいとうビームに無い強み。
からをやぶる
新規習得技にして確定技。種族値S78が2倍になるのだから弱いわけがない。
初手サンダーとかち合ってしまった場合は積む暇もなくダイストリームを撃たなければなりませんが、初手コータス読みでじめんタイプを投げてくる事も非常に多く、ランドロスでとんぼがえりされることも珍しくないです。
交代読みからやぶが決まれば何ならカメックス「だけ」で全抜きも可能。雨を降らしたいからほぼ100%(晴れパに入れるとき以外)ダイマックスを躊躇なく切れるのが強み。最初はしろいハーブを持たせていたものの、ダイマックスターンが切れるまでに3ターン、残り2ターンともなるとかなり切羽詰まった状況でウオノラゴンを投げることになってしまうのでしめったいわに変更。あとカメックスの耐久と優秀な水単の耐性が手伝って意外にからやぶ後もダイマックス込みで耐久があります。
候補技
れいとうビームあくのはどう・ラスターカノン
今回れいとうビーム非採用かつりゅうのはどうを採用した理由は天候を雨に固定したい、またオノノクスの襷を潰さない為。
・運用
相手が初手コータス読みの時にぶっ刺さる初手投げ要員。
コタリザバナの並びでゴリランダーが死ぬほど出しづらいので天敵の筈のゴリランダーがほぼ出てこないのは強み。ゴリランダーが出てこないために技スペースに余裕ができ、はどうだんを採用できた。
基本的には初手で投げ、交換読み(蜻蛉ボルチェン読み)からやぶか初手ダイマックスダイストリームの二択になる。カメックスを使っている間は有利な読みができるので気持ちが楽なれど、実際にはここの択で読み外して雨を降らせられないと後が非常に困るので読みが重要になる盤面。
・要注意ポケモン
サンダー、バンギラス
サンダーは初手ダイマックスダイストリームすれば裏のウオノラゴンでなんとかなるが問題はバンギラスカメックスより遅いので下からダイロックを撃たれたりすると砂嵐に天候を変えられてしまう。弱保なことも多く、ダイストリーム確耐えからのダイロックをされてしまってはもう最悪。バンギラス自体は裏のウオノラゴンで余裕だが、天候のせいで一貫性が無くなってしまう。

【5.ウオノラゴン】
種族値90-90-100-70-80-75
努力値4-252-0-0-0-252(AS特化)
性格:ようき
実数値166-142-120-x-100-139
特性:がんじょうあご
持ち物:こだわりスカーフ
技構成:エラがみ/げきりん/かみくだく/けたぐり
備考:特になし


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雨下でさらに強化される、物理型高速アタッカー。スカーフウオノラゴンは最速エースバーンにも上を取れるのは重要事項なので、普段使わない方もそこは覚えていてほしい。
キーパーソンでありこのパーティーの主役。
エラがみ
確定技にして、このパーティーの要。
エラがみがもし無ければこのパーティーは成り立たない。雨下先制エラがみで受けられるポケモンは本当に少ない。つよい。
逆に強すぎて言うことがあまり無い。
げきりん
確定技。
しかしエラがみが半減ですら雨下ならエラがみの方が火力の出ることも多く、選択されることは少ない。ドラゴン対面ぐらいだろうか。
ただしラスト1匹でちょすい持ちが裏に残ってしまった場合&ダイマ切り済みの場合は言うまでもなくエラがみを選択すると文字通り詰みなので、仕方なくげきりんを選ばざるを得ない場面は確かにあります。その辺りは上手く使い分けてください。
かみくだく
選択技。優先度は極低。
一応の採用理由はダイマ時のダイアークでDを下げ、相手の特殊耐久を下げることで裏のカメックスフシギバナを通しやすくするなどがあります。
が、そもそもダイマックスをウオノラゴンに切ること自体が劣勢であり、ピンポイントでかみくだく/ダイアークが必要という状況はあまり無いと思われます。正直メジャーなねごとでもいい。
けたぐり
個人的には確定技。雨がなくとも無理矢理にナットレイを突破できる他、ダイナックルで火力を上げスカーフエラがみに繋げられる。
以上の4つが今回採用した技ですが、当然ながらほぼほぼ使うのはエラがみ。やってくることがバレていても対処不可だったりするのが強みです。
他の候補技
こおりのキバ・ねごと
・運用
カメックスの裏の雨下後続抜きエースが基本。
コータスとの相性は非常に悪いため、コタリザバナ時は基本的には選出しないが、コータス+リザードンorフシギバナを裏に隠した上で初手サンダーorランドロス読みで初手ウオノラゴンを投げる動きは非常に強力。
出してからは基本的にはエラがみぶっぱマンですが、投げるタイミングが重要なので余った時間(選出終了後等)には脳内で相手の動きをシミュレーションしてできるだけ最善の場を整えられるようにしましょう。場を整えればそれだけで勝てるポケモンですが、逆に言えば整っていない時に投げても効果は薄いポケモンとも言えます。ウオノラゴンをサブではなく主軸に据える以上そこは非常に大事なのでミスしないよう心がけましょう(自戒)
実はサンパワーリザードンと運用が似ている。バカみたいな火力を叩きだし相手に受けを許さない点、晴れパと雨パのエースである点等。
・要注意ポケモン
ミミッキュナットレイ、スカーフレヒレ
本当に天敵。じゃれられると当然耐えないし、ムンフォも当然耐えない。
ナットレイは雨下ならエラがみで超強引な突破が可能でもあるが……
逆に言えばこれら以外は半減だろうが何だろうが雨下エラがみでぶち抜ける。最高。

【6-1.オノノクス
種族値76-147-90-60-70-97
努力値4-252-0-0-0-252(AS特化)
性格:ようき
実数値151-199-111-x-90-163
特性:かたやぶり
持ち物:きあいのタスキ
技構成:げきりん/アイアンテール/インファイト/りゅうのまい
備考:特になし


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今回2枠しか居ない物理アタッカーの1体。襷とA147の超火力で必ず1:1は持っていくチェイサー要員。竜舞のおかげで抜き性能も無くはない。ミミッキュ絶対殺すマン。
げきりん
確定技。……だがもしダブルチョップやスケイルショットを採用するなら抜いても良い。
アイアンテール
確定技。
かたやぶりと合わせてミミッキュをぶち抜ける、数少ないポケモン
インファイト
選択技。
今回は特殊が多いのでHDポリゴン2の突破の為の採用。じしんと最後まで悩んでた枠です。
りゅうのまい
選択技。
つるぎのまいの場合微妙に低いSが足を引っ張ってしまうので伝統の襷竜舞にすることに。
候補技
ダブルチョップ/スケイルショット・いわなだれ/がんせきふうじ・じしん・であいがしらつるぎのまい
技範囲が広い分候補技も多い。
特にじしんは今増えつつあるロトムに強く見れるのでどうにかして採用したかった技。
・運用
最後の一体、もしくはカメノラゴンの間に入ってウオノラゴンがキツイ相手をA147で強引に処理するのが仕事。
・要注意ポケモン
あられ、すなあらし、先制技持ちポケモン全般、フェローチェボーマンダガブリアス
襷に依存する構成になっているので先制持ちに弱い。無理にりゅうのまいを積んではいけない時もあります。例えば、カメックスが削ってくれて体力が半分切ってるレヒレに対面したときなんかはアイアンテールが最善択になります。


☆パーティーの運用について
絶対にコータスカメックスは選出します。天候に依存している以上、晴れか雨にしなければ火力等で他の強力なポケモン達に押し負けてしまうからです。天候さえ奪えばこっちのものなのですが。
そのため、基本はコタリザバナ、もしくはカメノラゴン+1を選択して使用することになります。
・変則的なパターンについて
ウオノラゴンを初手で出す必要のある場合があります。具体的にはサンダーが居るときです。(殆どいるが)サンダーはどちらのパーティーでも共通して重く、ウオノラゴンで一度引かせなくてはいけません。その場合ウオノラゴンの裏にコタリザ、コタバナ、カメックスを選択して置くことになります。

☆パーティー単位でキツイポケモン
キツイですがパーティーの柔軟さのお陰で対応が効きます。使うならば特によく読み込んでおいていただきたい項です。

【サンダー】
カントー御三家全員弱点を突かれてキツイ上にほぼだいたい居ます。現使用率1位。なら欠陥構築なのでは?と思われそうですがそんな事もなく、逆に言えば「初手サンダーを誘える」とも割りきれます。
ですので、「晴れパだろうが敢えて初手ウオノラゴンを初手で出す」ことで対処が可能です。引いた場合はそれはそれで美味しいですし。(エラがみは交代先でも効果が適応されるので、ナットレイ以外受けを許さない、ナットレイの場合コータスカメックスバックで良い)
カメノラゴン選出の場合にサンダーとかち合うと非常に厳しいです。(ダイジェットを積まれてしまいスカーフウオノラゴンと速さが逆転するため。)ですのでコンセプト無視してでも初手ウオノラゴンをオススメします。
幸いにも今回天候変え担当のダブル亀さんはどちらも耐久が高く、受け出して使うことが可能です。初手ウオノラゴンでコンセプトが崩れてそのまま押し負けて……という展開はほぼ無いので安心してください。

ラプラス
キョダイマックス解禁後に比べると数は少なくなりましたが、ファンも多い事から一定数は居るポケモン
コタリザバナでは一貫して弱点を突かれ、カメノラゴンでもフリーズドライで弱点を突かれ(ウオノラゴンに至っては4倍)る超天敵。ちょすい持ちでカメノラゴンのムーヴを潰されるためサンダーよりキツく、まあまずオーロラベール展開も兼ねて初手で出てきます。
ですが弱点がない訳でもありません。それは性質上「他のポケモンダイマックスを譲る柔軟さが無いこと」「キョダイセンリツでは天候を変えられないこと」です。1ターン目は脳死キョダイセンリツが多いのでコタリザバナを選出し、コータスであくびを入れればあっという間に起点の完成です。2ターン目にダイストリームを撃たれて天候を上書きされようと(晴れ下ならコータスは一致ダイストリームも余裕で耐えます)、動けば眠りになって起点、引けばダイマターン枯らしと美味しいことずくめです。正直カメノラゴンが潰されるのは悔しいですが、そういう時のためのサブプラン。柔軟に対応していきましょう。
あくびを入れて2ターン目にダイストリームを撃たれた場合→他のポケモンフシギバナの方がいいです)に引き、再度コータスを出して晴れにもう一度変えてやりましょう。相手にバンギラスでも居ない限りダイマを切ってしまっているので余程の事以外は天候の主導権をこれで握れます。
引かれた場合→あくび連打でオーロラベールのターンをできるだけ枯らしましょう。また、良い頃合いを見てフシギバナを出して制圧を図るととても良きです。
1ターン目からダイストリームを撃たれた場合→非常にレアケースですが、天候を奪おうと撃ってくることは無くもないです。その場合、初手であくびをしたあとにフシギバナバック、そして再度コータスを出しましょう。
ここまで長文でガッチガチに対策してようやくなんとかなるレベルのポケモンです。以上の事からラプラスが居た場合コタリザバナの方が良いです。

ミミッキュ
上記二ポケモン程ではないですが、ウオノラゴンの一貫を優遇特性:ばけのかわで切られるためキツイポケモンです。
ですがその時の為のガッチガチの対策ポケモンオノノクスです。ウオノラゴン死に出しで出せば解決できます。
尤も知識のあるトレーナー(ランキング上位)などならばオノノクスを警戒して出さないポケモンでもあります。その場合はカメノラゴン最後の一枠をフシギバナに譲るのもアリです。仮に出されてもフェアリー半減なので強引に受け出しが効きます。

ウツロイド
コタリザバナ選出時限定。逆にカメノラゴン選出時はカモ。
ウツロイドが居れば基本的に投げてくるのでカメノラゴン選出で良いと思います。
ただ、ダイロックで天候を上書きされてしまう点のみ注意が必要。

バンギラス
後投げで天候を変えられてしまう、コタリザバナ&カメノラゴン共通した天敵。
カメノラゴンの場合は竜舞型が死滅した、そしてそもそも一回積んでもスカーフウオノラゴンを抜けないためカメックスダイマックスを切らずウオノラゴンに交代すれば安全に対処可能です。砂嵐でとくぼうが上がるためからやぶカメックスのダイストリームでも落とせず、弱保発動からの下からダイロックを撃たれてしまうと天候を奪われた上でダイマックスカメックスを落とされる。裏のウオノラゴンで必ず落とせるのでバンギラス自体は怖くないのですが天候書き換えが厄介です。
コタリザバナの場合は本当にキツイ。バンギラスが居ればカメノラゴン選出で良いと思います。

【ガラルファイヤー】
本当にキツイ。サンダーが環境トップになったお陰で数が減っているのが救いか。
ステロを撒いておきリザードンを投げて下から強引にキョダイゴクエンで突破、ぐらいしか対抗手段が無い。コータスの役割がとても重要になってくる。
カメノラゴン選出でかち合うと倒しきれずゲームセットまである。コタリザバナ選出に切り替えよう。

フェローチェ
速すぎる上に大体襷を持っていて、2回行動がほぼ約束される厄介なポケモン
しかしコータスカメックスフェローチェ側から打点がないのは救い。だいもんじやダイストリームを下から2回撃って強引に突破しましょう。

こういうパーティーをスイッチする構築なのですがここまで読んでいただければ共通の疑問が思い浮かぶと思います

Q.もしこのポケモンが複数体居たらどうするの?
A.読みが全てです。

以上になってしまいます。これは対策を放り投げているというよりはそもそものパーティーコンセプトが「そういうもの」なんですね。
熟練度を上げてひたすらに慣れていく他にないです。逆に慣れさえすれば対応できない敵がいないのは強みです。ある種の対面構築だと思っています。
まあ滅多に無いことだとは思いますが、この6匹全員で構築されたパーティーに出会うことも(相性補完ができていない訳ではないため)あると思います。その際は選出だけで勝ち負けがほぼ決まると言っても過言ではないです。

以上になります。
最後にパーティーIDをば。



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本当に楽しいパーティーですので、もし機会があれば使ってみて下さいね!!